食前、食後、食間服用ってどういうこと?

食前、食後、食間服用ってどういうこと?
食前、食後、食間服用ってどういうこと?

Q1 食前、食後、食間服用ってどういうこと?

A「食前服用」と指定してあるものは食事の30分前から60分前のことをいいます。 食欲促進剤や漢方薬などがありますが胃に食べ物が入っていないので 速く吸収し効き目が現れます。又、「食直前服用」の薬の場合10分以内をいいます。

A「食後服用」とは、食事が済んで約30分以内に飲むことをいいます。 胃を刺激し粘膜を荒らしてしまわぬ様、食べ物と一緒に服用することで胃腸障害を 防ぐ事ができます。30分以内とはいいますが時間を待っていて飲み忘れてしまうようならば食事後すぐ飲んでしまっても構いません。

A「食間服用」とは食事後およそ2時間経った時のことです。
食べ物や薬で吸収されにくくなる薬などはこのように指示されます。

Q2食事を抜いたときはどうすればいいの?

A 一般に「1日3回、毎食後」という指示の薬が多いと思いますが、このようなケースで食事がとれなかった場合でも原則として薬は服用します。1日3回の中でも朝食を抜く人が多いようですが食事の代用として牛乳などとともに薬を服用するとよいでしょう。 但し、乳製品と一緒に服用すると効果が弱くなってしまう薬もあるので注意して下さい。 体の中に一定量の薬を確保するように時間ごとに服用する薬もあります。 当たり前のことですが時間や用量を守ることが大切です。

Q3 お薬を飲む時のお水はどのくらいがいいの?

A 飲み薬の多くは食道を通り、胃で溶けて、小腸上部で吸収されます。ですから、水なしで薬を飲むと、食道へ引っかかり粘膜を荒らすことで炎症を起こしたり、潰瘍をつくってしまうことがあります。水なしで飲むことはできるだけやめましょう。
又、水か白湯かについては胃の温度が下がらず胃の活動がスムーズに行えるよう、ぬるめの白湯での服用がおすすめです。吸収の事を考えてもコップ1杯くらいの量が理想ですが、水分制限のある方もいらっしゃるので、このような場合には医師や薬剤師の指示に従いましょう。