胃薬の種類と服用時の注意点
胃薬の種類は?
一般的に「胃薬」と呼ばれる薬には、
- 胃酸の分泌を抑えるもの
- 胃酸の出すぎが症状の原因となる場合
- 胃酸を中和するもの
- 胃の粘膜(胃のバリヤ機能)が傷ついている場合
- 胃粘膜を修復するもの
- 胃の粘膜(胃のバリヤ機能)が傷ついている場合
- 消化を促進するもの(消化酵素剤)
- 食べ過ぎや消化不良の場合
- 胃の調子を整える健胃薬(おもに漢方薬)
- 胃の働きが弱った場合
- 胃の異常な緊張や収縮を抑えるもの
- 胃の異常な働きでさしこむような胃痛がある場合
があります。
自分で買えますか?
胃酸の分泌を抑えるものの一部は、病院で処方されなければ手に入りませんが、その他の薬は薬局やドラッグストアで買うことができます。
いくつかの成分が配合されている総合胃腸薬もありますので、症状にあわせて選んでください。
もし自分に合った薬がわからない場合は薬剤師や登録販売者にご相談ください。
ただし2週間程度使用して症状の改善が見られない場合は医師や薬剤師、登録販売者に相談してください。
副作用や注意点はありますか?
たかが胃薬、と思われるかもしれませんが注意が必要なものもあります。
胃酸を中和する薬には、アルミニウムやマグネシウムが使用されているものが多いため腎臓が悪い方は避けるようにしましょう。
とくに透析患者さんにはアルミニウムは禁忌となっているので使用できません。
また胃の異常な緊張や収縮を抑える薬は、緑内障や前立腺肥大のある方が飲むと症状が悪化する恐れがあるため使用できませんので注意が必要です。
他に飲んでいる薬がある場合、その薬の効果を下げてしまう場合もあります。
自身で判断はせず、ご不明な点は薬剤師や登録販売者のご相談ください。