飲食物に有効期限があるのと同様に薬にも有効期限や使用期限が定められています。これらは医薬品の成分や性状および品質などを保証できる期間です。
一般的に直射日光の当たらない暗く涼しい場所を選び、気密性の高い缶やプラスチックの容器に入れて保管しましょう。その際は乾燥剤を一緒にいれると効果的です。
市販薬などの使用期限は未開封状態での期限ですので、開封後は散剤・顆粒は3〜6ヶ月、カプセル・錠剤・坐薬などは6ヶ月〜1年、目薬は約1ヶ月を目安に使用してください。液剤は変質、細菌の増殖の恐れがありますので不要になったものは処分してください。処方箋をもとにもらった薬は、その時の症状にあった薬ですので、服用方法・期間をしっかり守ることが大切です。
「以前もらった風邪薬が余っているから飲もう」「私の痛み止めが余っているからあげる」などは、薬の保管方法が適切だとしても危険をともなうのでやめましょう。